なぜ断捨離が、健康に良いのか?【エネルギーを回収する断捨離論】

※この記事は2017/12月に書かれたものを2019/7月13日に大きくリライトしました。

 

モノに溢れた世界で、モノに振り回されずに生きる考え方。

 

物、物、物物。
世の中はモノに溢れています。

 

全てが着られるハズのない、大量生産の服。
添加物と保存料で、品質と保管性の安定した食べ物。
年々機能が増える電化製品。

 

「沢山あることが豊か」だった時代。それはもう過去の価値観です。

 

でも、豊かな氣持ちで生きていたい。
それは共通の思いではないかと思います。

 

でも今の時代、

心を豊かに生きるため大切なのは、足し算ではなくて、引き算。

 

増やすことではなくて「手放すこと」が大切です。

手放すことで、「本当に大切なもの」が入ってくる。

それが断捨離の効果と言われています。

 

 

────断ち切り、捨てて、離れる。なぜ「断捨離」が良いのか?

 

もしも、モノがあなたのエネルギーを奪っているとしたら。



モノは、あればあるほど良い。

色々な事に役立てるから。

そのほうが安心でしょ。


そんな思いがあるかもしれません。

でも、シンプルに、最小限なモノで暮らしてゆく事も出来ます。

 


シンプルに、ミニマルに暮らす。

それには発想力とアイデア。センスが必要です。

シンプルに暮らすことで、それらが磨かれるとも言えます。

 

あまりにも多機能な物や、

細かい目的別に過剰カスタマイズされたモノが溢れた事で、

僕達の思考をするチャンスが減り、

思考のセンスが育つ機会が奪われているとも言えます。

 

それも良し悪し、好き嫌いですが、

所有物が多いことの弊害はもう一つあります。

 

意識のエネルギーが、❝モノに奪われる❞

 

モノを所有する、という事は、
常に無意識上に「私は◯◯を持っている」という考えが有るということです。
つまり、意識のお部屋の片隅を、モノが占拠している状態。なんです。

 

例えば、駐車場に自分の車が停めてあることは
完全に忘れることはないですよね。
その近くで 車上荒らしがあった!
なんて情報が入ってきたら、
心は落ち着いてはいられません。

 

つまり、所有物は、遠くにあっても、無意識の中に一定の面積を占めているわけです。

特に意識していないと思っていても、そうなのです。

 
そこで一つのクエスチョンです。
モノが専有する「意識の中の面積」って
あなたの心の中に「無限にある」と思えますか…?
 

もし「容量オーバー」が起こり得る場合、どうなると思いますか?

というおはなしなのです。

 

「所有する」という事は意識のエネルギーを消耗する

 


例えば、洋服。
沢山の洋服があると、今日は何を着ようかな?
と、迷った経験が誰でもあると思います。

 

持っている洋服を全部イメージできますか?
春物の上着はこれだけ…下着がどれだけあって…
把握しきれているようならミニマルと言えるのかもしれませんね。

 

でも、把握しきれていない ということなら、
想定外の意識エネルギーを消耗させられてしまっている可能性があります。

 

そんな風に、所有しているモノが、「意識の片隅を占拠して、エネルギーを消耗している」
という事がわかったと思いますが、どうでしょうか。


それが容量オーバーしているという事は、
モノを所有しているつもりが、モノに所有されてしまっているということです。

 

────スマホに例えて説明してみましょう。

 

 スマホ = あなた
 電池 = 意識(心)
 アプリ = モノ

 

という図式です。

スマホでこんな経験ありませんか?

 

 1 やたらとバッテリーの減りが早い
 2 動作がやたら重い

 

ありますよね。ではなぜそうなるのか?を説明します。

 

①アプリをダウンロードするだけで、電池の基礎エネルギー消費量が増えます。


これを現実に置き換えてみると…

モノを買って所有するだけで、意識のエネルギー消費量が増えます

⇨何気なく買ったけど、実は意識の片隅を専有されている(=意識のエネルギー消耗)

②アプリが多すぎると、スマホの動作が重くなります。

ヒトに置き換えると…


モノが多すぎると、あなたの意識の力(=思考力、判断力)の動きが鈍くなります。

 

どうでしょうか?

かなり納得できませんか?

では、どうすれば良いか!というと、

 

 アプリは、本当に必要なものだけダウンロードする
 使わないものはアンインストールする。
 買い物は、本当に欲しい!と感じるものだけを買いましょう。

 

ということです…

 

意識の力が奪われるということは
ダイレクトに自分自身の能力が下がることです。
集中力とか、作業効率とかも下がります。

 

 単純に、気が散るんですね。

 

集中するのが苦手!という方は沢山のモノに囲まれていませんか?

 

風水的にも氣の流れが良くないんです。

 

ちなみに!アプリは常に情報がアップデートされてゆきます。
アプリを作成した会社が、新しいアップデート情報を、けっこうマメに送ってくるんですね。

 

実は、更新せず放置していると、
「更新してくれ!」と電波を掴み続けるので、それだけでスマホが重くなるんです。

 

 更新したらスマホ軽くなります。驚くほど… 

 

モノも同じで、「使ってくれ!」と無意識に訴えてきます。

 

『決断』はエネルギーをめちゃくちゃ使う。

 

例えば、もし服が二〜三着しかなかったら?
飽きそうですが、迷わずに着替えることが出来る というメリットはありそうです。

 

実は「決断すること」が、最も多く心のエネルギーを消費します。

 

家を買うとか、本命の恋人をどちらにするとか、
大きな決断であるほど、大きなパワーと必要とします。

 

今日は何を食べるか?どの店で食べるか?どの道を通るか?
そんな小さな決断でも精神のエネルギーが消費されてゆきます

 

断捨離は、モノが多いほどハードルが上がります。
「捨てるか、残すかの決断」の回数が多いからです。
エネルギーがどんどん消費してしまう。

 

引っ越しの時に物を捨てる人が多いと思いますが、かなり消耗しますよね。
これは捨てるか…どの箱に入れるか…どういう順序で片付けるか…

引っ越しは小さな決断の連続だからです。
引っ越しの時ほどミニマリストに憧れる事は無いのではないでしょうか😄

 

故・スティーブ・ジョブズ氏はいつも黒い洋服を上下で着ていました。
今日はどの洋服を着るか?
という決断に使うエネルギーをカットするためだということです。

 

断捨離が健康にも良い理由?

 

モノが多かったり、散らかった部屋に居るだけで、
思考が乱れ、消耗することがわかっています。

 

たとえば

 

タオルをキレイに畳んだ状態と
ぐちゃっと無造作に置いた状態。

 

その状態を「筋反射テスト」で比較すると、
無造作に置いた状態では筋力が弱まります。
つまり、神経系が乱れて、身体の力が抜けてしまうんですね。

 

なので、散らかったお部屋は、疲れやすい。集中しづらい。
実際に身体に影響が出ているということです。

 

無駄なモノに囲まれていることで、健康面にも影響があるという事です。
これが断捨離の健康面での効果です。

 

大切なものをあげたら、手放しが伝搬したこと。

 

僕がかつて、旅暮らしの為にモノをさらに厳選して整理をしていたとき、
ただ捨てるのはもったいないモノがあったので、
Facebookで知人に呼びかけて、不用品市ををしていました。

 

お陰様で沢山の物が、必要としている人たちの元に旅立っていきました。

 

その時に、知り合いの小学生の男の子が、
知人を通して「太鼓が欲しい!」と言ってきた。

 

「ジャンベ」というアフリカの革太鼓。
小さくて持ち運びやすいサイズのもの。
うちに遊びに来た時、兄弟でそれを叩いて愉しんでいたんです。

 

楽器は、旅には持っていけないけど、
ずっと使ってきたもので、大切に思っていたので、初めは断っていたんだけれど、

 

荷物を整理するにつれ、「もういいかな」という氣持ちが湧いてきたことと
彼ら(小学校低学年と高学年の兄妹)になら使ってもらいたい!と思い

 

思い切って持っている打楽器を全部プレゼントしたんです。

 

ジャンベ
カホン
シェイカー
クラベス
トライアングル
シンバルも、全部あげました。

 

飛んできた彼らは、「ほんとにいいの!!!」と言って、喜びに言葉を失い、
とてもキラキラした目で楽器を二人で運んで行きました。

 

僕はその様子を微笑ましく見ていました。

 

その後、彼らのお母さんがSNSにこんな事を投稿してくれました。


先日は宝の山を子どもたちに譲ってくださり、ありがとうございました。

私がここのところ体調が悪くて、子どもたちとようやく畑に行けた日、Y先生と出会い、太鼓の話になりました。
その前日、ケニア太鼓のパフォーマンスを観たばかりだったので。
「ちょーかっこええ!オレも太鼓欲しい!」とゆうきが盛り上がってました。

また私が寝込んでた間に、Y先生⇆ちひとさんで、
「太鼓あげたら?」「太鼓はだめ」というやりとりもされてたと。
たまたま庭で遊んでたゆうきに、Y先生が「ちひとさん、太鼓あげるって!」

もちろん飛んで行って、あの日はとっても喜んでました。
でも、その後、(あの)ゆうきが考えてました。(!)

 ちひとさんが、ひとにあげたくなかったくらい、大切なもので。
 それでも、ゆうきにくれたから。。。

宝物として大切にできるように、場所を作ることに決めました。

(ほんとにひっどい)ぐっちゃりだった部屋が、二日である程度片付きました。

それでも。
いらないものを捨てても、大切なものだけで棚がいっぱい。。。

大切だけど、今は使ってないものを、お兄ちゃんと一緒に、手放すことに決めました。

 「砂袋は絶対いるやろ!」
 「あ、つみきはあかんわ。リリアンも…。やっぱ、あげる!だいじやけど、いいわ!」

おもちゃたち、ずっと楽しみに待ってた小さないとこのところへ行きます。
今、キレイに洗って、かわかしたところです。

大切なものを、受け取ること、手放すこと、手渡すこと。
教えてくださって、ありがとうございます。

 

その後、この断捨離ブームが親まで飛び火し、大整理をしたということでした😄

そんな事になるとは全く予想もしませんでしたが、
モノへの想いが、こんな風に伝わってゆくことに驚きました。

 

大切にしてきたモノは、想いとともに人に託してゆくことができます。

 

だからこそ、大量生産のものではなく、心を込めて作られた物が良いのだと思います。 

 

“手放す事” は ”宇宙に安心感を放つ”事。

 

大切なものを手にぎゅっと握りしめたままでは、それ以上何も入ってきません。

 

 大切にしてきた物を、「手放す」行為は、握りしめた手のひらを放すこと。

 

それは「自分は何が無くても安心。大丈夫。」と、
全身全霊で表現している事になるんです。

 

心のなかに生まれていた「不足感」と「執着心」を消し去ることが、断捨離の深い意味です。

 

「不足感」と「執着心」を、消し去ると
また新たに素敵なモノや、素敵な人、素敵な出来事が巡ってくるものです。

 

そうして断捨離をしたあとは、長く使えて、気分が良くなるようなモノを選びたいですね。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

20代の頃、自己肯定感の低さから、鬱病を発症、同時にアダルトチルドレン(AC)も発覚。自分の出来の悪さを呪い苦しんだが、才能はからだの感覚から開けるのではないか?と氣付き、探求の日々へ入る。結果うつ病とACを自ら克服。自己肯定感と安心感が生まれ、様々な場面で独自の感性とクリエィティビティを発揮できるようになる。野口整体から、心と身体の繋がりを学び、施術や独自のメンタルセラピーも行う。15年に渡る心(思考)と身体(身体感覚)の探求を、「あたらしい心とからだの使い方」として伝えている。 書籍:「ありがとうございますはZEROのことば」2020年1月出版予定