整体的な足湯の効果
整体的な足湯は、リラックス目的の足湯とは違います。
冷えを取り、自律神経を調律し、免疫力を上げる目的があります。
体に刺激を与える目的なので、時間は短いですが、その分効果が抜群です。
①風邪の経過を早くする
薬を飲まずに免疫力を上げて、風邪を早く過ごします。
それにより体がつよくなります。
②頚から上の症状がある時
頭が重い ・鼻水がでる ・喉が痛いなど。
③冷えとのぼせを解消する
子宮、泌尿器の冷え、氣血の”のぼせ”によるイライラ、思考過多。
「過食」が冷えから来る胃酸過多から来ている場合にも、効果があります。
やりかた
バケツや大きめの桶を用意します。
ホーロの大きな桶があれば、直接沸かすことも出来るので、オススメ。
差し湯用のヤカンを沸かしながらやりますので、
台所のコンロの横に椅子を置いてすると良いでしょう。
- 入浴温度より熱目の湯、「熱いけど心地良い」というくらいの熱さにします。
(入浴温度より3,4℃程高く ぼくは45,6℃が心地よいです) - くるぶしが浸かるほどの湯量で、6,7分ほど行います。
- 少しぬるくなったと感じたら差し湯をして、常に熱くします。
ぬるくなるたび何度でも繰り返します。 - 足を拭き、もし左右の足に赤みの差があった場合、
白い方の足を追加で1,2分足湯して色を大体揃えます。 - 終わってからコップ一杯の「常温のお水」を、口の中になじませるようにして「ゆっくり」飲みます。
「天日塩」をひとつまみ入れると、水が馴染みやすく、腎を助けてくれます。
少し短くって物足りないかもしれませんが、そのくらいで大丈夫。
血液が大体1分で体を一巡します。
なので、長くやり過ぎることで血管が怠けてたるんでしまうのです。
長湯すると、リラックスして交感神経が緩みすぎ、かえって後で冷え戻ししやすくなります。
これはお風呂でも同じことです。
足湯している時は何しているのが佳い?
足湯をする時は、体とのコミュニケーションの時間にしましょう。
何かをしながら やるよりも、タイマーをつけて
目を閉じて心地よさを味わう時間にすることをオススメします。
血液が温まって全身を流れる感じをありがたく受け入れたりとか
肩の力や、鳩尾の緊張が緩んでくる感じとか
カラダの変化をよく感じましょう。
そうすることで、身体の感性を磨く時間にもなりますし、
効果もひとしおになります。
短い時間ですから、ぜひ特別な時間にしてみましょう。
足湯の後の”冷え抜き”
中趾とくすり趾の骨の間を押して見て、指の間が固く詰まっている所を探し、
親指でジーっと押し広げるようにしてゆるめます。
マッサージするのではなく、ずーっと押し広げて緩める感じです。
ゆるんだら、くすり指と小指を、それぞれ10回ほどじわーと引っ張って伸ばしておきます。
くすり指は免疫系、解毒の促進、小指は泌尿器に関連し、
固くなっていればその辺りが弱っています。
行うのは左右の足、どちらか固い方だけで結構ですが
良くわからない場合は両方やっても大丈夫です。
この冷え抜きは、普段からマメにやると良いでしょう。
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