ドラゴンクエスト4:想像で世界を自由に遊んだあの頃と今。

 

ドラゴンクエストのオーケストラ(Ⅳ章モンバーバラの姉妹)が聴きたくなり、you tubeを検索していたらファミコン版の画像を見た。

今の現実と見紛うような、リアリティある最新のゲームと比較すると、哀れに思えるほど、カクカクしたアイコンの勇者達が貧弱なマップ上を滑るように歩いている。

このヴィジュアルでは何の味気も無い。しかしひとたびそこに、鳥山明のアートワークが加わると、ただのアイコンであった勇者に人間味が投影される。

奥行きと味わい、キャラクターのイメージや表情、声の質感までもプレイヤーが勝手に想像しだす。

意識がイメージを持って広がりをつくる。
それも勝手にやってしまうという。

鳥山さんの絵が無いドラクエをイメージしてみたら。なんのシールも貼っていない真っ黒なファミコンカセットを想像してみたら、
どう考えても味の無いいわゆるクソゲーになってしまう氣すらする。

例えば目の前に記号的な現実があったとして、そこに意味や、味わい、奥行きを創り出すことを僕らは意識と意志の力でもってやっているんだなあ。

そして恐らくそれが100%適用された現実を各々体感しているのだろうと思う。

意識が拡張する現実。

幼いころ、夜に、2つ下の弟と、布団や毛布で色んな形を作って、想像の遊びをしたことを思い出した。自分が見ているイメージを言葉にして、布団は鎧になったり、山になったり、車に、バイクに、ロボットに。

ぼくらはロボットのパイロットになり、サイキックとなり、身体の周りにバリアを作り出し、機関銃やバズーカを乱射し。お互いが楽しいように無茶苦茶な世界を作り出していた。

あの布団の上の想像の世界の冒険は、確かに身体を通して感じていた現実だったのだ。

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ABOUTこの記事をかいた人

オンライン専門のボディーワーカー/身体研究家。20代の頃、自己肯定感の低さから鬱病に。さらにアダルトチルドレンも発覚。自分の出来の悪さを呪い苦しんだが、才能は身体感覚から開けるのではないか?と氣付き、探求し、うつ病とACを自ら克服。様々な場面で独自の感性とクリエィティビティを発揮できるようになる。整体師時代に、独自のセラピーメソッドを確立しそれを身体開発/自己啓発メソッドに昇華。「あたらしい心とからだの使い方」にて伝えている。代表コンテンツは、唯一無二の「蝶形骨の使い方メソッド」著書:ありがとうございますはZEROのことば(Galaxy Books)