あなたは自分自身を生きていますか?
自分自身を生きることはとても難しいように思えます。
そもそも自分自身とは何なのか?
という疑問が出る方もいるかもしれませんが
今日はそれは置いておきましょう。
自分自身を生きる
あなたが、あなたらしく、あなたを表現して生きること。
それを邪魔するのは、大きなカテゴリでいうと2つ。
人間関係…家庭・学校・仕事・友人・恋人など
お金…生活・仕事
ではないかと思います。
僕らが、自分自身を自分らしく、さらけ出して生きることが出来ないのは
それを抑えるような外的な強制力が働いていると感じているからです。
昔の僕の場合
かつての僕自身もそうでした。
僕の自己紹介・ヒストリーを読んでくれた方はご存知の通り、うつ病にまでなった経験があります。
僕はあまりに要領が悪く、(耳も悪かった)仕事の理解が遅く、ミスも多い人間でした。
要は仕事がてんでダメだったんです。
色々なアルバイトをしましたが、
いつも出勤するや、「早く仕事終わらないかな〜」と憂鬱で
帰ることばかりを考えていました笑
時が過ぎ20代も半ばになると、年下の上司も出てきます。
自分より年下から指示されるのは、とても悔しかったですね。
でも実際に仕事の評価では負けているわけです。
そんな、自分の劣等感をチクチク刺激するような存在と接するときの自分は「本当の自分」とはほど遠いものでした。
家族や気を許した友人と接している時の、リラックスして活き活きとした自分は影を潜めているのです。
あなたもこの感じ、似たような覚えがないでしょうか?
息苦しさ
社会ってそういうものだよ と言われればそうなのかもしれません。
でも今は
「それは違う」と、自信を持って言うことが出来ます。
今の自分
今の僕は、昔より色々な方と接することが多くなりました。
例えば年齢のこと。
ぼくより上の方がほとんどですが、
とても年配の方(70〜80代)とか、人生経験の量が違い、世間の常識的には一歩下がって敬うべきとされる年長の方。
中には会社の社長さんであったり、人気のある講演家の先生、桁外れなお金を稼いでいる方とか、
整体などの治療の大御所の先生などの、社会的に知名度の高い方も沢山いらっしゃいます。
社会的な立ち位置とか
稼いでいるお金の額
ファンやお客さんの数など
そうした面で見た「人間の価値」としては、明らかに自分以上の面々ばかり。
以前であれば尻込みして、まともに会話すらできなかったのですが、
今はそういう事に左右されず、自分は自分として
そして人は人として、精神的に対等に、上下なく接することができるようになりました。
世間的な上下とか、ヒエラルキー、収入や仕事に左右されないメンタルになったんです。
この記事を書いている今ぼくは40歳ですが、ここ近年の話ではなくて
また、自分の技量や社会的な価値が(世間的に見て)まだ少ない時からそのようになったのでした。
それは、まだうつ病に悩むある日、ある一つの考え方が浮かんだ事がきっかけでした。
あのインスピレーションは、分厚い雲間から唐突に差した太陽の光のように、
ぼくのくすんだ脳裏を眩く照らし暖めてくれた事を今も覚えています。
自分らしく生きられない原因
自分らしく生きることが出来ないとはどんな状態かというと
自分を出せないということ。
自分の思い、感じていることを出せないということ。
本当にやりたいことが出来ないということ。
だと思います。
その殆どが、自分がいる環境(人間関係)が問題であると思います。
学校でも、会社でも、友人関係、または恋人関係でも、人間関係の上下はありますよね。
年上の人だったり
役職が上の人
利害関係がより上位にあるひと
若い方なら、友達でも自分よりケンカが強い
とかもあるかもしれませんね。笑
その人の気まぐれとか、一存で
自分の立場が悪い影響を受けてしまうような
パワーバランスのある関係性です。
例えば、気に入られないとお給料の昇給に関わるとか
クビにされてしまうとか
グループ内で嫌われたり、居づらくなる
などなどです。
これは全て恐れ=恐怖がベースになっています。
そして、この恐怖に振り回されてしまう、根本的な原因として
自分という存在への信頼感の欠如 があるのです。
あの日のインスピレーション
さて、先程僕は人の役職や年齢、社会的立ち位置に左右されないようになったというお話をしました。
基本的にどんな方でもフラットにその人を見る癖がついています。
そしてそれが自然で当たり前なのです。
何十億稼いだ方でも、自分と同じひと
80代の社長さんでも自分と同じひと
伝説的なエピソードを持つ有名な方でも、自分と同じひとです。
もちろんそういう優れた方と、競争をして勝てる自信があるとかいう理由ではありません。そんな事になればもちろん100%敗北するでしょう。
ただ、そういう風に人を見ていないというだけなのです。
考えてみて下さい。
わざわざ誰かを競争相手に仕立て上げる事に
なんの意味があるのでしょう?
あの日の気づき
あの日差し込んできたインスピレーションを、僕は
元素周期表の学び と呼んでいます。
人という存在は、とても皆それぞれで、多彩だ。まるで、科学の授業で習った元素たちのよう。
人それぞれにはそれぞれの働きがあって、ある元素の働きを
他の元素が同じように肩代わりすることはできない。
できたとしても、それは全く違う別のものになってしまう
この原素周期表にある118の元素。(未発見元素を含めた172の表もある)
それぞれが、それぞれに自分の働きを持っています。
それらがただ、「存在する」それだけで、自然とそれぞれの働きをしており
それによって、この世界が、今のこの形で存在しているのです。
そして、それぞれが他の元素と分かちがたくつながっており、
お互いに生かし合っています。
元素達のうち、どれかたった一つでも、
消滅したり、働かなくなったりしたとすれば
おそらく、世界の構成は全く違うものになってしまうでしょう。
物質組成のバランスが変わり、世界が崩壊してしまう可能性もあります。
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全ての元素、それぞれにそれぞれの働きがあります。
それはまったく、僕ら人も同じこと。
そして、その働きが大きいか、小さいか、
人に理解されやすいか、されにくいか
目立つものか、目立たないものであるかは、
全く重要ではありません。
この考え方から判る「大切なこと」とは
あなたが今こうして存在していること ではありませんか?
そして、
現時点で勢いに乗っているのか、乗っていないのか
という事を比較して悩み苦しみを見出してしまうのなら、こう伝えたい。
人生はまだ長く、そして命の勢いには波があるものです。
比較して苦しまなくとも、その波はいずれやってきます。
もちろん社会的には、年長者、位が上である方には失礼はいけません。
しかし、自分を貶めて、へりくだる必要は全く無いことに気づいて下さい。
大切なのは、敬意を払うこと。
そして、
敬意を払うが、自分を曲げぬこと。
あなたが物怖じしてしまうような
どのような存在と接しても、“わたし”として在ることです。
そしてそれは決して難しくない 可能なことです。
僕はそれを意識して、大事にしてきました。
自分という元素の働きをちゃんと大切に評価して、あれから今日まで生きてきました。(何がダメでもです)
たとえあなたが
今の時点で何もわからなくて、教えて頂く立場でも
育てて頂く立場でも
教えることでその相手も学び成長しているのです。
育てることで、育てる側が学び成長しているのです。
彼や彼女らも、あなたから学びを受け取っています。
それは、あなたがいなければ出来なかった学びなのです。
一見して凄い事・派手な事に惑わされないこと
特に若い年代の方は、年長者の行う派手さに圧倒されてしまいがちです。
世の中には、自分を大きく見せるために、必要以上に自分を飾って大きく表現する方もいます。
しかし、その脚色があまりにも大きい場合は、
その凄さを利用して、他の人をうまくコントロールしようという意図があるかもしれません。
マウンティング と呼ばれる行為です。
そういった方は、多くの場合、幼少期にトラウマを抱えています。
そして、自分より権威がある者や、力の強い者を過剰に恐れる傾向があります。
それに巻き込まれてしまわないように、冷静に人を見る目を持つことは大切です。
特に若い方は気をつけてくださいね。
自分の “在り方” で世界が変わる
この原子周期表の学びの大切なところは、
自分を認めてあげて、自己肯定感を上げることだけではなくて
他人もまた、大切な働きを持っていて、精一杯生きている存在なのだと認める事です。
この事実を認識して人を観ることができれば、あなた自信が大きく変わってくるはずです。
なぜなら自分の優位を誇示することや
戦うことが不要であると言うことがわかるからです。
上下や優劣といった、俗世的な視点から離れ、
より上の次元の視点を感得すること。
それが馴染んでくると、周期表の事を考えなくても、自然とそのような在り方になってきます。
そして、
等身大の自分を認めながら
淡々と自分を生きることで
あなたの才能は開花しやすくなります。
さらに、
こうしたフラットな考え方を持ち、フラットに人に対応するようになると
自分自身の扱われ方も変わってくるのを実感するはずです。
それもそのはず。
そのような在り方になったあなたには、
自分を貶めて無理をしていた昨日までのあなたと馴染んでいた人は、もう合わなくなっています。
あなたをぞんざいに扱っていたあの人は、なんだか居心地の悪さを感じて去ってゆくでしょう。
そして、出会う相手が変わってくる。
あなたの人生というドラマに現れてくるキャラクターが変わってくるのです。
あなたがあなたを大切にし、他人も大切にして出来上がる人間関係は、
とても心地よく、自分が生き生きとし、そしてそれによって周りの人も活きるようになる。
そんな人生のいい流れが出来てくるはずです。
キーワードは
みんな違ってみんな良い!
ベタなフレーズですが、そういう事です笑
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