丹田=ハラ=腸の関連まとめ記事

《 腸と丹田の関係 》

 

『丹田』は具体的な人体の臓器や器官ではなく、『身体意識』ですが、その位置にはちょうど『腸』が存在しています。解剖学的にも、スピリチュアル的にも、腸の事を知れば知るほどに、丹田との深い関わりが見えてきます。
「腸」はセロトニン(幸福ホルモン)の9割超を生産している。
・諸説あるが、95%とも言われる。
 
・セロトニンの90%は腸に存在しています。残りの8%は血液中に存在し、わずか2%が脳で人間の精神活動にかかわっています。そして、この2%のセロトニンも、その前駆体はまず腸で作られ、それが脳に送られることで、初めて脳で幸せ物質として働くのです。(参考記事:「腸は脳より賢い」と医師が断言!腸内細菌を増やせば、ガンやうつを予防できる!) 
1億の神経細胞を持つ。これは猫の脳と同じと言われる(脳は150億)
脳から独立した権限を持つ「セカンドブレイン」とも言われている。
・小腸には脳からの神経細胞がほとんどつながっておらず、脳の支配下にない。
・だから脳死状態になったとしても、小腸の中に栄養が入ってくる限り、それを消化することができる。
・逆に脳に干渉する場合もあり、毒物や腐ったものが口に入ると、腸は神経細胞を介して脳の嘔吐中枢を刺激し、毒物を体外に排除します。
・胃、肝臓、腎臓などは腸から分化した臓器。肝臓に「胆汁を出せ」と司令を出したりするのも、小腸が自己判断で行っている。
・しかし、大腸は脳と神経でつながり、自律神経の支配を受けているため、ストレスでお腹を壊したりします。(逆もあり、抗うつ剤の副作用で便秘になるなど)
 
 

1980年代、アメリカのコロンビア大学医学部のマイケル・D・ガーション博士が発表した「腸は第2の脳である」という学説は、脳に存在し、精神を安定させる神経伝達物質、セロトニンの95%が腸で作られることを指摘。
 
あの醜い腸は心臓よりずっと賢く、豊かな感情を持っている。進化はうまい工夫をした。われわれの先祖はアメーバの原生的生物から進化して脊椎を獲得した時、頭蓋と腸の両方に、それぞれ別の感情をもつ脳を発達させたのだ
 
 
人はまず腸から作られる。
・人の胎児はまず腸から発生する。栄養吸収を行う腸は、植物で言うと根っこにあたる。
・植物もまず種から根が伸び、十分土に根付いてから双葉が生えてくる。
・栄養を吸収し、細胞まで分化する血液を作り出す腸がまず出来ることは理にかなっている。
 
腸は造血を担っている。
・現在主流ではないが、千島学説(生物学者・千島喜久男氏)の綿密な研究による実測が出ている。
・腸の絨毛に造血の細胞があり、そこで血液を作っている。
・一説には医療の前提(骨髄造血)を覆してしまうインパクトのある理論であったため、闇に葬られたとされる。
・骨髄造血については、鳩などの実験動物を極限の飢餓状態という特殊条件に置いて観測されたものであり、なぜかそれを人間に適用してしまったというトンデモ学説である。参考:(癒しの杜の会:千島学説と腸造血説)
 
 
丹は赤。丹田=血の湧き出す田んぼ

・丹とは赤の事。また中国の道教でいう«不老長生を得るための薬»の意味もあり、生命が連想される。
・丹田 という言葉の中に、千島学説が発見した腸での造血をすでに表現していたという事実。

日本人はハラでものを感じ、考え、動く。 

・日本独特の慣用句「腹が立つ」「腹黒い」「腹積もり」「腑に落ちる」「腹を割って話す」「腹に据えかねる」「腹におさめる」など、まるで「お腹で思考している」かのような表現が沢山ある。
・自分の中心が頭ではなく、腹=丹田にあるという意識である。
・また武士の切腹はわざわざ腹を切り裂いてから斬首するという事をしている。切腹は武士にしか許されない死に方であった。

 
 
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オンライン専門のボディーワーカー/身体研究家。20代の頃、自己肯定感の低さから鬱病に。さらにアダルトチルドレンも発覚。自分の出来の悪さを呪い苦しんだが、才能は身体感覚から開けるのではないか?と氣付き、探求し、うつ病とACを自ら克服。様々な場面で独自の感性とクリエィティビティを発揮できるようになる。整体師時代に、独自のセラピーメソッドを確立しそれを身体開発/自己啓発メソッドに昇華。「あたらしい心とからだの使い方」にて伝えている。代表コンテンツは、唯一無二の「蝶形骨の使い方メソッド」著書:ありがとうございますはZEROのことば(Galaxy Books)